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陶芸家 今井完眞:個展について


角蛙


*上記と下記画像は今井完眞が下記個展に出品した作品の画像。


こんにちは、陶芸の今井です。今回は5月30日から6月4日まで銀座黒田陶苑で開催された私にとって初めての個展についてお話しさせていただきます。


銀座黒田陶苑は創業1935(昭和10年)の老舗陶芸ギャラリーで日本陶芸史に名を残す巨匠から若手作家まで取り扱っているギャラリーです。ここで展覧会をさせていただけたのはご縁があったからとしかいいようがありません、とにかく私にとってはとてもプレッシャーのかかる場所でした。


2015 6 10 上海 227


私は陶芸技法を用いて細工物をメインに制作していてこれは陶芸界では少数派です。私の仕事は“陶”という素材の表現の幅を広げ如何に生き物の本物感や生々しさを表現することができるかチャレンジすることだと思っています。今回は今まで以上に自分に何を求められているのか考えながら制作し、モチーフもなるべくいろいろな種類を使って私の名刺代わりになるような展覧会にすることを目指しました。


展覧会は初個展にも関わらず多くの方にご来場いただき皆様のおかげで良い展覧会になったと思います。しかし改善すべきことが少しずつ見えてきました。


梟一番の反省点はいろいろなモチーフを制作し出品したことでよかれと思ってしたことが裏目にでてしまったという感じがします。渡蟹のように繰り返し制作しているモチーフはそれだけモチーフの観察ができていますし、簡略化や誇張の操作がわかってきています。しかし初めて制作するモチーフや写真の資料だけで作っているものはまだ完成度がどうしても低くなります。それが悪い方に作用して展覧会全体の完成度が下がってしまいました。大学を出てすぐの展覧会だったので取材不足ではありましたが反省すべき点です。またお客様の身になって考えることがたりていませんでした。生き物の作品は高額になるので気軽に買っていただける徳利や湯飲み、それから壁掛け用の小さい甲蟹を制作しましたが結果的にあまり良い評価は得られず手元に残ってしまいました。特に徳利は一つしか動きませんでした、でも考えてみれば私もぐい飲みは使いますが徳利を使うことはまずありません。よほど気に入って頂けない限り良い評価はえることができないと思いました。


野槌


いろいろ改善すべき点がありますが次回は取材が十分なモチーフを増やして、器は形だけでなく自分がつかいたいと思えるものだけ出品するようにしようと思います。


話が変わりますが7月の終わりに石垣島へ行って来ました、主にモチーフ探しの旅です。次回は石垣島で出会ったものについてお話しさせて頂きます。


今井完眞


2015 6 10 上海 252


*今井完眞の作品は https://mizenka.com/ja/artist/Sadamasa-Imai でご高覧いただけます。


*Sadamasa Imai’s artworks can be seen at https://mizenka.com/en/artist/Sadamasa-Imai



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