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今井完眞は、伝統と現代の影響をユニークにブレンドさせることによって、洗練された陶芸作品を創作しています。彼の創作は、多くの時間と労力を要する陶芸制作の成果であり、それぞれの作品は徹底的な計画と実行に費やされた途方もない時間を物語っています。その結果生まれた彼の作品は、正に技能とディテールへの徹底した献身の証です。
今井の創作は人生とそれを取り囲む美と奇跡に着目します。デリケートな美しさと力強さに魅かれ、カニとその他の海の生物は最近の作品における共通のテーマとなっています。よく観察すると、テーマとスタイルとの微妙なパラドックスが見えてきます。色彩の選択は繊細で活気あふれているが、決して極端なものではありません。作品はデリケートであると同時に繊細であり、アバンギャルドであると同時に伝統に根差しています。
2015年に東京藝術大学大学院美術研究科を卒業後、京都で作陶をしています。
今井は京都府出身で、毎年個展を開催、グループ展にも多く出展しています。「京都人×Next Generation Artists 2024展」「京・今井家三代展」「mermaid展」など。2023年12月に開催された「今井完眞 陶展 リアルファンタジー」では幅広い年齢層が来場し、途切れることなく来場者が訪れる日もありました。その他数々の受賞歴があり、今井の創作は日本で確実に大きな注目を集めています。